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犬の肛門腺しぼりのやり方、お手入れについての注意事項などを紹介します。 |
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●犬の肛門腺(こうもんせん)について
犬には肛門膿(コウモンノウ)という分泌物のニオイ袋が肛門の
左右にあります。
ときどき、ワンちゃんが床にお尻をこすりつけて、前に進んでいたり、
しきりにお尻を気にしている行動を時々見ると思います。
すべての犬ではありませんが、肛門腺がたまっていると
このような行動をします。
(肛門腺を絞ったあとに、床にこすりつける犬もいます。)
●肛門腺しぼりのやり方
●通常、肛門腺しぼりは、シャンプーをするときに行います。
(写真@参照)
シャンプーの時でないと、分泌物が肛門のまわりに付いたり、
周囲に飛び散ったり、顔にかかったり!?するので。。。注意!
分泌物はなぜ、犬種、大きさ問わず、いろいろな色があるのでしょう・・・。
どなたかご存知でしたら教えてください。
(黒、茶色、ベージュ、クリーム、白、ウグイス色!?など・・・。)
●まず、犬の肛門を中心に見て、左右に人差し指と親指を使い、
肛門を確認します。
肛門がつかめる!?ようでしたら溜まっている証拠です。
●しっかり犬が動かないようにしてください。
●肛門を中心に人差し指と親指で肛門の奥をつまみ、もう一方の手は
尾を少し持ち上げて、人差し指と親指で肛門を軽く揉んであげてから、しぼります。(写真A・B参照)
(ここがポイント!分泌物が出やすくするため。)
イメージは『乳牛の乳しぼり』のように・・・。
(実際にはやったことありませんが・・・。今なら上手かも!?)
出にくいときは肛門をつまんで引き上げてしぼると出やすいです。
よく、肛門を中心に4時8時とか言ってますが、教習所の車の
ハンドル位置でもあるまいし・・・。あまり深く考えないでOKです。
●犬がしゃがんでしまうと、しぼりづらいので、必ずちゃんと
立たせましょう。
●肛門腺しぼりにおける注意事項
●ご家庭で肛門腺を絞るには、なかなか難しいと思います。
ですが、是非チャレンジしてみてください。
犬が嫌がるようでしたら、無理をせず、トリマーに任せたほうが良いです。
お尻、尾をさわるだけで嫌がる犬になりかねませんので・・・。
●とっても臭いので飛び散らないように気をつけてください。
あまり肛門に顔を近づけすぎると、勢いよく顔に飛び散ります。
(何度か、いぬ吉夫も飛び散って、えらい目に遭いました。臭ーい!)
●トリミングのお店に出すという意味で肛門腺しぼりは、とても
重要なことなのです。(爪切りも同様に!)
●肛門腺は定期的に絞る必要があります。(特に小型犬の場合)
定期的に絞らないと、肛門膿が破裂したり、炎症する場合もあります。
それと分泌物が硬くなり、なかなか絞りづらくなってしまいます。
定期的に絞っている犬は、分泌物が水っぽいので、簡単に絞れて、
犬も嫌がりません。
犬もすっきりして気持ち良さそうです。
あと、肥満の犬の場合、肛門が奥に入ってしまい、絞りづらくなります。
肥満に注意!
以上が肛門腺しぼりの作業でした。
この作業にはあまり時間はかかりません。
あっという間に終わってしまいます。
コツをつかめばちゃんと肛門腺はしぼれます。
(コツをつかむまでが大変なのです・・・。)
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肛門のまわりをシャワーで濡らします。
(ミニチュア・ダックス)
肛門の位置を確認します。
写真A
肛門をつまんで後ろへしぼり出します。
肛門腺から出た分泌物。
(半年間たまっていたもの)
ゴールデンの肛門腺しぼり。
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